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世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

なんで今更?と思うだろうけど、最近また読んだから、あと配信で話題に出した時読んでないリスナーが多かったから。
読め。とりあえず読め。出来ればアフィから買え。買ってください。

 「計算士」っていう暗号のプロフェッショナルが主人公。基本、現代日本(と言っても20年以上前の小説だから携帯とかないけど)が舞台なんだけどヤミクロっていう妖怪みたいなのも出てきてちょっとクトゥルフ風。
 最大の特徴は二つの世界を交互に同時進行させて読ませるんだけど、片方はよくわからない心象世界みたいな舞台でもう片方が現実。現実のほうも現実離れした境遇に会ってるけど。簡単に言うと、そのよくわからない心象世界みたいなのがなんなのかが徐々にわかってくるのがおもろい。現実世界の「計算士」っていう職業の設定やら事件に巻き込まれての話やらもおもろい。てか、俺が薦めるまでもなく、世界的に評価されてるから読んで損ない。間違いない。


 村上春樹はいくつか読んだけど、ストーリーはこれが一番好き。クトゥルフ好きだしね。あと、ところどころ表現がおしゃれ。"オサレ"じゃなくておしゃれ。ぶっちゃけハードボイルドの定義とか意味よーわからんけど、主人公の考え方とか、生き方とか、かっけーなーって思う。作中にボブ・ディランだったかな?の曲を雨上がりの早朝の空気だかなんかそんな感じの例えをするシーンがあって、俺自身はその曲聴いたことないんだけど、なんとなく想像させるのが凄いと思う。しかもその例え方がめっちゃおしゃれ。
上のは完全うろ覚え。全然違う。もっと100倍おしゃれ。読んでるこっちまでおしゃれな気分になってくる。そういう村上春樹の表現の仕方がツボって他のも読んだ。
 あとは、やっぱりキャラクターが立ってる。例を挙げると「美人なデブ」。なー、美人なデブなんて見た事ないし、想像できないし、たぶんこの世に存在しないんだけど、作中にはちゃんと美人なデブが存在するし、想像できるし、これがまたおしゃれな思想の持ち主なんだわ。男の娘だの、能力者だの、ぶっ飛んだ設定じゃないのにここまでキャラが立つのがやっぱラノベ作家と小説作家の違いなんだろうね。襲撃者のチビの方と影が好きかな、他の登場人物では。
 
 で、終わり方が賛否両論。ここからネタバレ全開

-----------------------------------ネタバレ注意----------------------------------------

 読者としては、主人公が助かる方法を読みながら一緒に模索して、ラスト手前で決行して、「さあ、どうなる?!」ってなるわけですよ。けど、結局は決行せずに主人公はやっぱやーめた。ってなって、その作戦がそもそも的を射ていたのかどうかもわからないまま終わるわけ。主人公的には自分の意思で決めてるんだけど、読者的にはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、わからない感じ。ここが賛否両論。
 けど、色々な経緯があって、結果、主人公はこういう結論を出しました。っていうストーリーがちゃんとあるから、そういう意味ではちゃんと完結してるし、この主人公ならこういう結論を出すっていうのも納得できるのよ。作戦決行してたらどうなったんだろうって気になるんだけど、ちゃんと終わってるから俺的には良いストーリーの〆方だと思う。後日談が気になる終わり方だけど、ストーリーは完結してる。そこが複線回収しないで、もやもやしたまま終わる作品との違いだと思う。まあ、読み終わった後、もやもやするんだけど。


以下、私的記事
 師匠の作品との違いはそこじゃない?作中わからないまま終わる物があってもいいけど、読者を納得させられるかどうか?特に一番気になる引き伸ばし方して読者に期待させちゃったわけだから。あと、タイトルの諺も作中と関連させると安易にスゲー!って言ってくれる読者多いと思う。まどマギ観たんだっけ?あれのopが「これ、ほむほむの事だったんかー!」って感動する感じ。俺は安易にスゲー!って思った。"交わした約束忘れないよ"ってなー鳥肌ぶわーですわ。
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